CodeTyphon とは、(1)
CodeTyphon の 「Typhon」は、神々の王・ゼウスの最大のライバルであり、悪の権化「テューポーン」、ギリシア神話の神である。間違って「タイフーン」と読んでいる方がおられるのだが、残念ながら、Typhoon は ’o’ が一つ多い。読み方だが、私は「コード・チュポン」と縮めて読んでいる。忙しいので、伸ばして読んでいる暇がないためである。
CodeTyphon は Lazarus 1.1 and Free Pascal 2.7.1 from SVN development branch と云われている。すなはち、Lazaru 1.1 からの派生したものが CodeTyphon としてスタートしたものであります。以下にその論拠となるものを上げておきます。Lazarus Forum での質疑の中で出てきたものです。
そして、Lazarus とは別個の道を歩むこととなります。当然ですが、Lazarus と CodeTyphon は、各々別個の独立した団体・組織であり、それぞれに影響されることありません。
Lazarus とは、
Lazarus (正式呼称:ラザロ)。なのだが、私はなぜか、「ラザラス」と呼んでいる。たぶん国内の人は同じだろうと、勝手に思っている。国民性なのか、「ラザロ」よりは「ラザラス」のほうが良いと思っている。キリスト教圏外ということも影響しているのかな。
以下に Lazarus についての記述を, Wikipedia よりの引用でご紹介します。
Lazarus は、クロスプラットフォームのビジュアルプログラミング統合開発環境である。オープンソースのPascalコンパイラであるFree Pascal向けに開発された。これはPascal及びObject Pascalプログラマのために、RADの一つであるDelphiに良く似たフリーの開発環境を作ろうとするものである。
Free Pascalはオープンソースのコンパイラで、 Linux、Win32、OS/2、macOS、BSD、68Kといった幅広い環境に対応している。Free Pascalは、Pascalのコンパイラであるが、Object指向の拡張がなされたDelphiの文法に従って書かれたソースもコンパイルすることができるように開発された。「一度プログラムを書けば、どこでも走る」というのは Java のキャッチフレーズであるが、Lazarusは「一度プログラムを書けば、どこでもコンパイルできる」を合言葉に、Free Pascalをベースとしたクロスラットフォームのコンパイラとライブラリの統合を目指している。Free Pascalは上記のような多くのプラットフォーム向けのコード生成が可能なので、Lazarusは、その特徴をいかした、GUIライブラリ (LCL) と、統合開発環境を提供している。Lazarusでは、コンポーネント等を用いるアプリケーションであれば、たとえGUIアプリケーションでも、プラットフォーム別にプログラムを書き換えなくてもいいように設計されている。
PascalのRAD-GUIアプリケーション開発言語としては、Windowsでは、ボーランドのDelphiが歴史が古く、安定しており、サンプルや資料も多い。だが、DelphiはWindows(最新版はmacOSを含む)でしか動作しない。Free PascalとLazarusを用いると、日本語部分の処理を除けば、多少の修正でLinuxやmacOSなどでDelphiで書かれたプログラムをコンパイルすることができる。
特に最近の流れとして、海外では、DelphiやPascalで書かれた優れた多くのコンポーネントが、LazarusやFree Pascal向けに移植され、同じソースからコンパイルできるようになっている。